Kagami-Method Plugins
Diplus、LastMeasure 用かがみ式基線配列プラグイン

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概要

Kagami-Method Plugins
Kagami-Method Plugins とは?

Kagami-Method Plugins は、LastMeasure、Diplus のそれぞれに対するプラグインです。
LastMeasure では靴型データに対して、Diplus では足データに対して 「かがみ式」の定義に基づいた寸法を取得します。

「かがみ式」という方法論は、主に個々の足寸法からその足に合った靴型を設計して靴を作成する目的で利用されてきました。
この「かがみ式」の定義に基づいた寸法を取得することで、足と靴型それぞれの寸法を、 靴作りに利用可能かつ足-靴間で統一性を持った定義に基づいて算出することができるようになります。

これらの寸法や形状は、例えば:

  • 靴型同士、もしくは靴型と足との定量的な寸法比較
  • 足の寸法に基づいた靴型設計
  • 足や靴型の特徴の定量化や統計分析
等に利用することができます。

足や靴型に対してかがみ式の定義に基づいてプロットされる点や線を「かがみ式基線」と呼び、その描画のことを「かがみ式基線配列」と呼びます。

[注] かがみ式については かがみ式靴教室 をご覧ください。

機能・特徴

従来の靴型設計は、多くの部分を個々の靴設計者の経験と勘に負うことで成り立っていました。
このことは例えば全く違うジャンルの靴型間 あるいは靴-足間を横断する研究や分析を、再現性のある仕方で行うことを困難にしていました。
また個々の靴型の癖や特徴を定量的に説明することも困難でした。

Kagami-Method Plugins はこれらの困難を排し、 靴設計者が自身の設計の根拠を説明しやすくしたり より再現性の高い定量化された研究や設計へと専念できるよう手助けします。

かがみ式を利用することで、足と靴型の両方を、 靴作りに特化した寸法取得定義で計測することができるようになります。
またこの寸法取得定義は靴型と足との間で関連付けられており、靴型寸法と足寸法との比較を容易にします。

このようにして、Kagami-Method Plugins を使用することで、 足/靴型の双方に対して科学的な分析に堪えるデータを作成することができるようになります。

Kagami Plugins

Diplus用プラグイン

主な機能
  1. かがみ式基線配列
  2. Diplus 上に読み込んだ足形データに対してかがみ式基線配列を施し、その諸寸法を取得します。
  3. 基線3Dデータ、寸法データの出力
  4. 基線の3DデータはOBJ形式で、寸法データはCSV形式で保存することができます。
  5. 足底面基線の実寸印刷
  6. 足底面の基線を実寸でA4、A3用紙に印刷することができ、靴底面設計等に利用することができます。
  7. バッチ処理
  8. バッチ処理を行うことで大量の足形データを一度に処理することができ、 その寸法データをひとつのCSVファイルにまとめて出力することができます。

LastMeasure 用プラグイン

主な機能
  1. かがみ式基線配列
  2. LastMeasure 上で計測/読み込みをした靴型形状に対して かがみ式基線配列 を施し、その諸寸法を取得します。
  3. 基線3Dデータ、寸法データの出力
  4. 基線の3DデータはOBJ形式で、寸法データはCSV形式で保存することができます。
  5. バッチ処理
  6. バッチ処理を行うことで大量の靴型データを一度に処理することができ、 その寸法データをひとつのCSVファイルにまとめて出力することができます。
  7. 靴型寸法同士の比較
  8. ビルトインソフトウェアの「LastAnalysis」を使用することで 2種類の靴型の寸法の比較、もしくは実際の靴型寸法とその理想的な値との比較を視覚的に簡単に行うことができます。
  9. InsoleEditor との連携
  10. 生成したインソールベースにも基線が入れることができ、この基線を使って InsoleEditor 上でインソール-足の位置合わせを自動化することができるようになります。
  11. Diplus用プラグインとの連携
  12. Diplus側で算出した基線寸法をLastMeasure側で読み込むことで 靴型基線配列の設定値として利用することができます。
    つまり「この靴型にこの足を入れたとき」の基線配列が簡単にできるようになります。

動作環境

動作環境
PC本体 USB2.0 インターフェースを搭載したPC/AT互換機
OS Microsoft Windows 7, 8, 10
CPU x86互換 1.6GHz以上 (マルチコアCPU推奨)
メモリー 2GB以上
グラフィック OpenGL に対応しているグラフィックスカード
HDD Diplus / LastMeasure のソフトウェアインストールのために空きが20MB以上必要