InsoleEditor

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概要

InsoleEditor
InsoleEditor とは?

InsoleEditor は個々の足と靴に合ったインソールを手軽に設計するためのソフトウェアです。

LastMeasure で生成したインソールベースデータとINFOOTで計測した足形データを元に、その形状をモディファイしながらインソールデータを生成します。
そうすることで、その靴と足の両方にフィットするインソールデータを手軽に生成することができるようになります。
3DCADの専門的な知識は必要ありません。

オプションソフトウェアの makeNC を使用することでインソール両面切削のためのNCデータを生成することができます。

また、インソールデータ生成やNCデータ生成のWebサービスもございます。

機能・特徴

主な機能
  • 足にフィットするインソール
  • 靴にフィットするインソール
  • インソールの詳細なカスタマイズ
  • スクリプトによるカスタマイズの一括化
  • OBJ や CSV での形状データ出力
  • オプションソフトウェアでNC切削データ生成
  • インソール生成のWebサービス

INFOOT で計測した足裏形状を使用するので、その人の足にフィットするインソール形状を生成することができます。
また、そこから詳細なカスタマイズが可能なので、さらに機能性を追加することができます。

靴型の底面形状をフラットにした「インソールベース」を使用することで、 靴そのものにしっかりフィットするインソール形状を生成することができます。
そうすることで、靴の中での足の位置をコントロールすることができるようになります。
インソールベースデータは LastMeasure で個々の靴型から生成することができます。

InsoleEditor

InsoleEditor はインソールをカスタマイズするための様々な機能を備えています。
例えば:

  • 前足部をフラットにする
  • インソールの厚みを前足部、後足部それぞれで設定する
  • 外部CADで設計した任意形状のパッドの配置
  • インソール形状の平滑化やくぼみ付け
  • ヒールカップ延長
  • 足-インソールの自動位置合わせ( LastMeasure で Kagami-Method Plugins を使用した場合 )
等の機能を有しています。
また、これらのカスタマイズ手順をまとめた「スクリプト」を作成すれば、 数回のクリックだけで毎回同一のカスタマイズを施すことができます。

インソール形状が生成できれば、その形状を OBJ形式 や CSV形式 で出力することができます。
また、独自データ形式である ISB形式 で保存すると、オプションの makeNC で利用することができ、NC切削データを生成することができます。
makeNC は柔らかく切削難易度の高いインソール素材を高速かつ安全に切削することに特化したCAMソフトウェアです。

Web上でインソールデータ形状データやインソールのNC切削データを生成する、 もしくはそのインソールを実際に製造する カスタムインソールサービス もございます。

makeNC : インソール素材特化のCAMソフトウェア

InsoleEditor のオプションソフトウェアである makeNC は、インソールの両面切削に特化したCAMソフトウェアです。
EVA等のインソール素材を素早く正確に切削することができるNC切削データを少ない工数で生成することができます。

EVA等のインソール素材は多くの場合、柔らかくて粘性があり、切削難易度は高いものとなりがちです。
切削機自体に高い負荷がかかりやすかったり素材が切削熱で溶けてしまったり、 あるいはエッジ部が飛んだり逃げたりして設計通りの形状にならなかったりしやすく、 それを避けようと遅い速度で切削るすと切削時間が長くなりがちでした。
また切削速度を上げるべく複雑なNCデータを作成しようとした場合、 汎用のCAMソフトウェアで処理しようとすると高いCAM操作スキルが必要となり、 また毎回違った形状を処理しなければならないのでCAM操作自体の作業時間が増加しがちでした。
特にインソールの表面だけでなく、裏面を含んだ両面をCNC切削機で切削しようとすると、切削難易度はさらに高いものとなります。

makeNC はインソール切削時に高負荷になりそうな箇所やエッジ付近では切削速度を落とすことにより、その他の部分を高速で切削することができ、 その結果切削にかかる時間を短縮することができます。
また、切削方法やその順番や詳細等の設定は名前をつけて保存しておくことができ、 一度切削設定を決めてしまえばそれぞれのインソールデータ毎に数クリックでNC切削データを生成することができますので、 CAM操作に関わる工数や時間が非常に少なくて済むようになります。

動作環境

動作環境
PC本体 USB2.0 インターフェースを搭載したPC/AT互換機
OS Microsoft Windows 7, 8, 10
CPU x86互換 1.6GHz以上 (マルチコアCPU推奨)
メモリー 2GB以上
グラフィック OpenGL に対応しているグラフィックスカード
HDD InsoleEditor、makeNCそれぞれに空きが20MB以上必要